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「メイドのお花屋さん forget-me-not」に見た夢
秋葉原のカルチャーカフェ、シャッツキステのオーナー有井エリスさんプロデュース、という名目で生まれたお店、
メイドのお花屋さん forget-me-not
が、9月末をもって閉店することとなりました。
今年の3/15にオープンしたので、僅か半年あまりの営業期間となってしまいました。

お店に入るとお花がたくさん並んでいるお花屋スペースと、木を基調とした手作りの空間でコーヒーなどを味わうことができるカフェスペースがあります。
秋葉原のPCパーツ屋などが立ち並ぶ通りの一角にありながら、初見の人に見つけにくい立地条件もあってか、お客さんの入りはお世辞にも良いとは言い難く、店内のお客さんは自分一人、ということも結構ありました。
とはいえぼくにとっては贅沢な空間でして、特に雨の日など、静かなBGMと雨の音だけが響く中、たまにメイドさんを眺めつつコーヒーを読みながら読書をしていると、まるで別世界にいるようでした。
その贅沢空間が無くなってしまうのは、大変惜しい。

でもここで、「どうして短期間で閉店することになったか」について、憶測や妄想を語るつもりはありません。
それはメイド喫茶クラスタの方々にお任せしますw



forget-me-not(以下、フォゲミノ)がオープンするに伴って公開されたイメージ画像は、以下のものでした。


(引用元:http://news.mynavi.jp/news/2012/03/08/055/images/001l.jpg)

これほどインスピレーションを刺激するメイド画像を見たことがありません。
この写真を見て、どれだけ物凄い衝撃を受け、この階段に至る道、この階段の先に広がる夢のような癒し空間を妄想したものか。

…が、お店ができるのは秋葉原のど真ん中。
そりゃあこれが現実になるとは思ってませんよ…。
この夢のような写真は、やはり夢のままに終わったのでした。

とはいえ、この写真はまさに、ぼくが思い描く究極の癒しメイド喫茶に限りなく近いもの。
妄想を限りなく近い形で実現してくれたフォゲミノは残念ながら閉店となりますが、それなら……自分が、いつの日か、究極の癒し空間を作り上げてみたいよなあ、なんて夢を見ても…み、見るだけならいいですよね…!

うちの会社もどうなるかわからないし、職を失いそうになったらそっち方面に全人生を捧げてみる、ってのもアリかなあなんて思ったりw
いざそうなった時のために、まずはコーヒーくらいちゃんと淹れられるようにならないとなーw
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# by icemintken | 2012-09-23 23:13
NANA MIZUKI LIVE UNION 2012
もはや1週間以上経ってしまいましたが…

行ってきました!

NANA MIZUKI LIVE UNION 2012
最終公演!
9/8(土)千葉マリンスタジアム!

席はさすがに東京ドームの時の様な神席ではなく、2階席でしたが、それでも2階席の一番前!
フェンスが目の前!
ということは…

フェンスを持つことで絶対的な安定感を得ることができ、思いきりジャンプができるのだ(キリッ

フェンスにありったけのサイリウムを引っ掛けたりして臨戦態勢を整え、その時を待ち…いきなりPOP MASTERから始まった!
最初から全力全開!
以下、よそ様からお借りしたセットリスト。


01.POP MASTER
02.時空サファイア
03.Love Brick

04. 76th Star
05.SUPER GENERATION

06.METRO BAROQUE
07.Bring it on!

08.ROMANCERS' NEO
09.天空のカナリア

10.chronicle of sky
11.PARTY! PARTY!
12.DISCOTHEQUE

13. 絶刀・天羽々斬

14.Brand New Tops

15. Synchrogazer
16.NEXT ARCADIA

17.BRIGHT STREAM
18.Sacred Force
19. ETERNAL BLAZE
20. Justice to Believe 

21.宝物

-アンコール-

22.FEARLESS HERO

23.ONE

24. 星空と月と花火の下

25. POWER GATE


個人的に凄く満足できるセトリでした。
好きな曲、新しい曲と古い曲があちこちに散りばめられてて。

とはいえ、やはり特筆すべきは15と16…シンゲからのネクアル、ですよ…!
奈々曲の中でもとびきり速い2曲…。
高まらないワケがない。

しかもシンゲで奈々ちゃんが空中遊泳して船に乗り込み、ネクアルでこっちに近付いてくる。
うおー!奈々ちゃーーーん!!!(必死に両手を振る)
高まらないワケがない。

19から20、エタブレからのジャスビリもめちゃくちゃ興奮しました。
こんな贅沢な繋ぎをしちゃうなんて…!!
ジャスビリは凄く好きなんですよね。

でもこの日一番グッと来て、みんなの記憶に深く刻まれたのは、やはりアンコールでの「星空と月と花火の下」でしょうね。
切ない歌詞…一番盛り上がるところ……での打ち上げ花火…!
泣くしかないですよね。
めちゃくちゃ感動しました。

そしてしんみり終わる…わけがなく、最後の最後でパワゲ!!
もう飛べない足に再度力を込め、全力で、体全体で楽しみましたー!


奈々ライブはほんと、毎回違った楽しみ方をさせてくれて、深く思い出に残ります。
次回も行くぞー!
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# by icemintken | 2012-09-18 22:53
10周年!!
最近めっきり更新頻度が減ってしまったのですが…その間も月日は過ぎ行くわけでして。

なんと、「あいすみんと」というホームページを立ち上げてから、今日で10年を迎えました…!

あっという間の10年だったような気もしますが…人生観が変わるくらい、いろんなことがあった10年でした。
以下、久しぶりに昔を懐かしんでみます。
toshiが見ると懐かしいかもね(私信)。


開設当時…世の中は2002年でした。

テキストサイトブームの象徴でもある「先行者」が侍魂で紹介されたのが、2001年3月(Wikiより抜粋)。
2002年と言えばまさにテキストサイトが世の中に溢れ、フォントを弄るのが基本!強調は赤文字ででかく!みたいな時代でした。

ぼくは、今も変わらず狂気の如く毎日更新を続けているろじっくぱらだいすが当時から大好きでして、それに憧れて、世の中の流行通りにテキストサイトを始めました。
それが「あいすみんと」。

当時は、共同開設者(って書くとなんだかカッコいい?)のtoshiと一緒に、どんなテキストを書いていけばウケるか?を追求していました。
今考えると非常に痛いです。
ぼく(ken)とtoshiで交代で日記を書いたり、チャット形式のやり取りにしてみたり。
そんなくだらないことを、大学の授業の合間に試行錯誤していました。
そういえば、サイト自体は当時からHTMLをメモ帳で書いていまして、そのことからインターネット関連の技術に興味を持ち、今の仕事に就いているとも言えます。
なので、ホームページはまさに自分の原点。

それからtoshiに人生で初めてギャルゲーというものを勧められました。
それが「AIR」。
は?俺がこんなマニアックなゲームやらなきゃいけないの?
…仕方ない、付き合いだと思ってやってみるか。

………。
人生が変わりました。

それから、世の中には「二次創作」という世界があり、好きな作品のイラスト、マンガをみんなが思い思いに書き、公開していることを知り、お気に入りのサイトを探すことに没頭しました。
好きな作品を思い思いに表現している様子を見て…次第に、自分でも何かやりたい!と思うようになりました。
絵は描けないけど…文章なら書けるかも…?

その時に知ったのが、SS(ショートストーリー。サイドストーリー)でした。
これなら自分でも書けるかもしれない!と思い、ありったけの妄想力をつぎ込んでAIRの二次創作を作り、HPで公開しました。

次に、アニメで「Kanon」を見ました。
東映版は黒歴史と言われていますが、それでも初めて見た時はもう…。
画面が滲んで見えませんでした。

AIRとKanon、それぞれのSSを書いてHPで公開するようになりました。

そのうち、そういった二次創作作品を自分たちで本にして売るイベント…同人誌即売会があるということを知りました。
これは…出るしかないんじゃない?という思いがふつふつと…。
ということで事前にオンリーイベントに参加して雰囲気を掴み、そこで買った本を参考にしながら、初めて同人誌を作り、サンシャインクリエイションに参加しました。
ねこのしっぽさんに頼むでもなく、あからさまに手作りでショボくてイラストも全然無くて文字だけの地味な作りだったので、もちろんまったく売れませんでしたけどねw
でも、大学のコピー機で印刷して、自分たちでハサミで切って1枚1枚揃えて、ホッチキスで留めるという作業は、なんとも言えない高揚感がありました。
ああ、この作品にこれだけ愛を注いでいるんだな!と実感できましたし、今思えば、あれこそ同人誌制作の原点だったんじゃないかという自負はあります。


暫く「日記+SS」という構成でやっていた「あいすみんと」ですが、次第に大学の研究が忙しくなり、SSを書けるだけの妄想力も無くなっていきました。
世間ではテキストサイトブームは下火になり、次第に、誰でも手軽に日記を書けるサイト…「ブログ」の時代へと移っていきました。

ぼくもその流れに乗り、日記はブログへ。
でも「あいすみんと」という居場所は失いたくない、という思いから、今のように「HPの一部としてブログを埋め込む」という形を取っています。
まあ、今となってはブログしかコンテンツなんて無いんですけどね…!


この10年、あらゆるオタスキルを積んできたように思います。
・声優ライブに行く(最初は飯塚雅弓さん)
・声優ファンクラブイベントに行く(最初は飯塚雅弓さん。当時高校生だったのでHP開設前だけど…)
・深夜アニメにハマる
・ギャルゲーをやる
・同人誌を買う
・カメコをやる(コスプレ撮影)
・同人誌即売会に行く
・同人誌即売会で売る
・SSの経験を買われ、コミケで販売する曲の歌詞の一部を書いてくれと言われる(その後、いろいろ揉めたけど一応完成w)
・合作をしてコミケで売る(確か月姫?Fateでしたっけ?)
・動画編集に一時期ハマり、その勢いでニコ動に投稿する(PVみたいなアニメ動画も作る)
・フィギュアを買う
・メイド喫茶に行く
・車を若干痛車チックに(ステッカー貼る程度だけど)
・聖地巡礼(らき☆すた、けいおん!)

そして、つい先週…いや、今週か!
オタとして、最後の扉を開いてしまいました…。


・コスプレする


これについてはまた次回…!

おそらく、およそ思いつく限りのオタ行為は全部達成したのではないでしょうか。
これ以上はもう何も無いよ!もう扉無い!

でも、人生何が起こるかわからないのは本当に面白いです。
HP開設当初、人生で初めてメイド喫茶に連れて行かれましたが、「ふざけんな!俺をこんなとこに連れてきやがって!二度と来るか!」ってのが感想でした。
ちなみに連れて行かれたのは、今の「メイリッシュ」の前身「メアリーズ」でした。
それから6年くらい経ち、雰囲気が違うとはいえ、この自分がメイド喫茶にどっぷりハマるなんて予想だにしていませんでした。
コスプレなんて論外ですよ…。

というわけで、これからもいろんな扉を開きながら、まったりと写真や日記を公開していければと思います。
11年目もまた、よろしくお願い致しますm(_ _)m
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# by icemintken | 2012-07-26 23:25
ノーザンクロス・ダンス(2/2)
前回の続きです。


-----------------------------------------
「練習の前に、会って少し話をしたいんですけど」

そしてこんな風に返事が来ました。

「わかりました。今日が最後だと思って来てください」


え?

-----------------------------------------


「ノーザンクロス・ダンス(2/2)」

(1)


わけがわからないまま、それでも気持ちだけは引き締めてAさんと会いました。

いた。
めちゃくちゃ睨んでる。
泣いていたのが丸わかりなほど、眼が真っ赤に腫れている。

え?

「すみません、遅れて…」

「いいんです。話すんでしょう?もういいです。どこでもいいです」

…これだけ焦燥感に駆られたことって無いです。
真意はわからないけど、間違いなく物凄い怒りだけは持っている。
咄嗟に「店に入るのはマズイ」と思いました。
それほど危険な雰囲気を漂わせていました。

「とりあえず、そこらへんにしますか」

と、池袋駅から出てすぐの大通りまで歩きます。
道の真ん中の人混みを避け、
タクシーが止まってる道路脇辺りに連れて行くと。

ガッシャーーーーーン!!!!!!

いきなりAさんが、持ってるヘッドホンを地面に投げつけました。

「なんなんだよ…っ!!みんな、みんな勝手過ぎる!!自分勝手過ぎだろ…!!!」

これ程の人の怒りを目の当たりにしたのは、初めてのことで。
当然、近くにいたタクシーのおっちゃんも遠巻きに見るわけで。

「少しは人のこと考えてんの…!?振り回すだけ振り回して!!わたしがどんな思いしてるか考えてんのかよ!!
 ダンスだってわたしの方がうまい!!歌だってわたしの方がうまい!!なのに!なのになんでわたしが……!!!」
 
最初、その怒りがぼくに向けられているのかと思っていました。
でもその子はぼくにではなく、宙を見ながら、地面を見ながらひたすらに怒りをぶちまけていました。

「わたしが全部悪かったんだ。いつもわたしが悪くて、いつもごめんなさいごめんなさいって謝って、わたしだけが我慢していれば良かったんだ」

「もうイヤだ。わたしがやってきたことに、何の意味もなかったんだ」

この時の自分の行動だけは、絶対正しかったと思います。
一言も口を挟まず、かと言って同意を見せるでもなく、ただただ冷たい視線だけを投げかけていました。

この人が求めているのは、同意でも、謝罪でも、同情でもない。
何も求めてはいない。
ただ、ぼくとしては同意も同情もできるわけありませんでした。
この人は「人のため」とか言っておいて、結局自分のことしか考えていない身勝手な人間だとしか思えませんでしたから。

Aさんの怒りはどれほど続いたんでしょうか…ぼくとしては、1秒でも早くその場から逃げ出して、何もかも無かったことにしたかったです。
10分くらい経ち、ようやく少しだけ落ち着いた表情を見せました。

その時ぼくがどんな言葉をかけたのかは覚えていません…とりあえず、落ち着かせるような言葉をかけたはずです。
それでAさんもようやくちゃんと冷静になったのか、急に目を潤ませて

「突然こんなことになってごめんなさい…」

としおらしくなりました。
うん、今更しおらしくなられてもぼくの恐怖は変わらないから…!

「あれ?なんか頭がなんか痛い…血管でも切れたのかな…」

そりゃああれだけキレればね…。

その後話を聞き、自分が所属している劇団でイヤなことがあったり、Bさんとの間でもイヤなことがあったことを知りました。
Aさんが言うには、Bさんとはもう絶縁状態になっちゃったから、この後合流してももうこれ以上続けられないだろう、少なくともBさんは絶対イヤだろう、ということでした。
それならそれで、最初と同じようにぼくは一人で発表会に出るさ、その方が気が楽さ…と思っていたら、Aさんから

「でも、わたしだけでも最後までやりますから!二人で頑張りましょう…!」

と力強いお言葉が。
えーと…う、うん…。

とはいえ、このままBさんに会わないわけにもいかないだろうし…と思い、ぼくがAさんとBさんの間に立つことにしました。
二人に直接話を付けさせると、またさっきみたいなことになりかねない。
ぼくが間に立つことで丸く収まって、何事も無かったかのように練習ができるなら、それが一番です。

そう思っていたところに、Bさんがやってきました。
Bさんの言い分を聞き、じゃあ今回の話はこれまでで…と思っていたところ、Bさんが

「自分としても、一度言い出したことは最後までやりたいんで」

えーと…う、うん…。

なんか、ちょっと話ちがくない?
Aさんから聞いた話だと、Bさんは今すぐにでもやめたがってる感じでした。
でもBさんからはそんなに怒りも感じないし、思ったより殊勝に見えます。
なんだかムダに気を遣ったぼくがバカらしく思えてきて…堪らず、Aさんにこっそり耳打ちしました。

「なんだか、俺が一番振り回されてる気がするんですけど」


その後、当初の予定通りスタジオに行きました。
…が、機材のセッティングなど全然わからず。
うーん…と困っていたら、すかさずBさんが助けてくれました。
おお、この人頼りになるじゃないか…!

まず二人で踊ってみてくださいよー、とお願いして踊ってもらいました。
その後ぼくも混ざり、合わせてみようとしたところ、どちらからともなく…

「kenさんは、わたしたちにどうしてほしいんですか?」

と、いきなりの質問。

「え…横で踊ってもらう…ってだけしか…」

「もっと、どう踊ってほしいとかこうやって目立たせてほしいとか、言ってくださいよ。これはkenさんの舞台なんだから」

…( ゚д゚)ハッ!

「せっかく女の子が二人も一緒になってkenさんを盛り立てようとしてるんですよ?もっと引っ張ってくれないと!」

しまった、舞台慣れしてる二人に完全に任せっきりにしてて、これは自分が悪かったなーと…。
よし、これからはもっと主体的に…!と思ったのですが、如何せん舞台の経験なんてなく、何をどうすれば舞台が、主役が映えるのかなんて知識も経験もゼロです。
…という現状を情けないながらも説明して、理解してもらい、今回は逆に、ぼくが引っ張ってもらうことになりました。
これについては本当に申し訳ないなーと。

今まで散々いろんなライブを見てきたのに、「この演出いいな!これは使える!」と言った視点では見てきてなかったんですよね。
舞台に立つ側の人間ではないので仕方ないとは思いますが…今後は、そういう視点も必要なんだなと痛感しました。

その後曲をかけ、Aメロ、Bメロ、サビの雰囲気はなんとなくつかめてきました。
イントロや間奏の振り付けは工夫する必要があるよね、ということでその日の練習は終了し、帰りに中華料理屋で夕飯を食べました。
その時にもう、AさんからBさんに積極的に喋る喋る。
Aさん、すっかり打ち解けたんかな…?すごく楽しそうに見えるけど。

そう横目で見ていたのですが、帰り道、Bさんが離れた隙にAさんがぼくにこっそりと言いました。

「あの子と話してるとほんと疲れます…」

じゃああの楽しそうな雰囲気はなんだったんだよ…。
この頃から、Aさんに対して不信感が募るようになりました。


その後、振り付けを部屋で練習しながら、何日か経ちました。
いよいよ本番まで後僅かとなった頃、後回しになっていた振り付けを決めよう、ということで、今度は本格的に代々木公園に集まることになりました。
なんでも、代々木公園にあるオリンピックセンターとやらは、ダンサーの練習のメッカなんだとか。

当日、代々木公園の近くにあるカフェで集まりました。
ぼくは少し遅れて到着したので、そこには既に二人の姿がありました。
どうやら二人はAさんの部屋で前日からずっと一緒に練習してたらしく、ずっと二人だけで盛り上がっていました。
特にAさんが凄くはしゃいでいるように見える。
ぼくなんていないかのように、Bさんだけに話を振っています。
女性二人が延々と盛り上がってる中で男一人ぽつんとしてる姿…男なら、その気まずさがよくわかりますよね?w

…もう、この頃になるとAさんに対して「可哀想だな」としか思えなくなってきました。
こんなにはしゃいでいるけど、この人の本当の気持ちはもっと別のところにある。
でもBさんへのこの態度は、意識して演技しているわけではない。
多分Aさん自身も、自分の本当に気持ちってよくわかっていないんじゃないか。
この人は一体なんなんだろう…?
そう思いながら、冷めた目でその光景を見ていました。

もう、早く本番を迎えて終わってほしい。
ぼくにはこの3人でいることが、苦痛でしかありませんでした。


夜のオリンピックセンターに入り、誰もいない廊下を通って手頃な場所を探します。
いくつか部屋もあるようですが、そういう場所はちゃんとしたスクールの人たちが使っているようで、ぼくたちは廊下の角を曲がった死角みたいなところで練習することにしました。

静かな廊下でノーザンクロスをポータブルスピーカーで鳴らし、窓に反射した姿を見ながら振り付けを練習します。
…なんだか、ストリートダンスの練習みたいで青春っぽいなーと、この時ばかりはちょっとワクワクしました。

「ここはツーエイトだからこういう振り付けにして…。ここはフォーエイトだから…」

と、Bさんが即興で振り付けを考えてくれます。
おお、すごい!
そしてツーエイトとかフォーエイトとか、なんかかっこいい!
その言葉の意味すらわかりませんでしたが、なんとなく流れで理解できましたw
その後はひたすらワン、ツー、スリー、フォー…とカウントしながら繰り返し、体に覚えこませます。
曲の最初から最後まで形になり…なんとか、完成しました。


いよいよ本番当日。
最後にもう一回合わせよう、ということで会場近くのカラオケ店に行き、机と椅子を全部端に追いやってひたすら練習しました。
ノドだけはちょっと温存して、3人の動きを違和感無く合わせることを重視しました。
ここに来てようやく一体感を感じることができ、ぼくとしても少し楽しめるようになってきました。
その場で衣装に着替えて気持ちを高め、あとはもう、やるしかない!


発表本番。
ノーザンクロスのイントロがかかり…よし、今までにない程に集中できている。
振り付けは忘れていない。

ダンサー付きの発表者なんて、当然ぼくだけ。
それだけで、一番目立っている。
ステージから眩しいライト越しに、観客の目が物凄く集中しているのを感じました。
小さい発表会なので観客なんて50人もいるかどうかですが、それでも、熱い程のライトを浴びて、観客の視線を自分たちが浴びてる。
そう意識すると、緊張が増すと同時に物凄くアドレナリンが溢れ出すのを感じました。
あの瞬間は、間違いなく最高に楽しかったです。

反省点はもちろんありました。
ちょっと歌が走っちゃったな~と。
でも元々合わせにくい曲だし、いろんな意味で辛い思いをした振り付けはみんなカンペキだったし…!

歌が終わり、舞台袖に掃け、若干小走りで廊下に飛び出しました。

「やった、なかなかだったんじゃない…!?」
「形になってたよ…!」
「カンペキだった!」

そこで初めて3人とも安堵の表情を浮かべることができました。
いろんなことがあったけど…終わり良ければ全て良しということで。

「ほんと、二人のお陰ですよ。本当にありがとう…!」

素直にお礼を伝えて握手しました。
こんな素晴らしいステージなんて、一生でもう経験できるかわからない。
その機会をくれた二人には、本当に感謝しています。
それは本当に、ウソのない言葉。

…ただ、もうこんな辛い思いはしたくないよな~というのもまた、本音(^^;
それはお互いに思っていたのでしょう。
発表会の終了後にお礼のメールを1度しただけで、それ以後一切お互い連絡を取っていません。


以上が、去年のボイトレ発表会で経験した、ひとつの出会いと別れでした。
いろいろ思うところがあったのでこういった形にするのは控えてましたが、やはり何かしらの形で残したく思い、今回書き連ねてみました。



そうそう、余談ですが、その発表会では賞をもらいましたよ。
完全に、二人のお陰です(^^)
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# by icemintken | 2012-07-08 23:24
ノーザンクロス・ダンス(1/2)
去年の夏から秋にかけてひとつの出会いと別れ、そして秋のボイトレ発表というのは、人生の中でも忘れられない経験でした。
いずれ文章にしたいと思っていたので、今回つらつらと書いてみます。
初めて「女性の怖さ」というものを身をもって思い知った経験でもあります…(^^;


去年の夏、友人が「ヲタ何人かで集まってカラオケやろー」と誘ってくれたので、それにホイホイとついていきました。
場所は秋葉原。
知らない人が何人かいましたが、その場は普通に歌って盛り上がって。
その後ご飯を食べて、少し早めの時間に解散することになりました。
ぼくは時計を見てにやっとしました。
この時間なら…。

当然、いつもの場所が頭を過ぎります。

「シャッツに行ける!」

じゃあ帰ろっかーとみんなが改札に吸い込まれていく中、ぼく一人立ち止まります。

「あ、俺ちょっと行きたいとこあるんで。秋葉原に残ります」

え、この時間からー?みたいなことを言われますが、そんなことお構いなしに早くシャッツに行きたい。
またねーと見送られ、一人でシャッツに向かおうとした時…

「わたし、秋葉原来るの久しぶりなんで。わたしもどこか回っていきたいですー」

そう言ったのは、初対面の女性。

え、ちょ、おま。

あんた…せっかく俺一人の時間を楽しもうと思っていたのに…!
とは言え無下に断ることもできないので、とりあえず二人だけ夜の秋葉原に残ることになりました。

お互い初対面でぎこちない中、どこ行くんですか?と聞かれます。
でもぼくにとっては、誰がいようが関係ありません。

「えっと…行きつけのメイド喫茶に行こうと思ってるんですけど…いいんですか?」

あ、はい、付いていきますよーとの返事。
途中どんな話したか、もう覚えていません。
とりあえずシャッツはいわゆるメイド喫茶とは違うんですよ、クラシカルなんですよ、とシャッツの素晴らしさについて語っていたような気もw

メイド喫茶というものに嫌悪感を感じているようでは無さそうでしたが、実際にシャッツに入るとまあ無難な印象のよう。
というか、ちょっと反応に困っている感じが。
そりゃそうだ。
メイド喫茶にほとんど免疫が無く、しかも閉館近くで、すーぱー常連タイムだったし。

そんな中、普段どんな仕事してるとか、昔こんなバイトしててーとか、ダンスの話とかをしていました。
そう、その子はダンスを習ってるんですよね。
今度舞台に出るんで、良かったら今度見に来てくださいよーとか言ってました。
最初、ふーん、でもお高いんでしょう?と思いながら聞いていましたが。

でも、シャッツを出た後、なんとなく飲みに行くことになって。
飲んでたら…まあ、だんだん気が大きくなりますよねw
安くしてくれるんなら舞台見に行きますよーとか言っちゃって、気付いたら行くことになっていました\(^o^)/
飲みの席では、自分のこともちょこちょこ話しました。

ボイトレやってること、いま(マクロスFの)ノーザンクロスを課題曲にしてて、それで発表会に出たいなあと思っていることなど…。

そしたら、いつの間にか

「じゃあわたし、後ろで踊りますよ!バックダンサーやります!」

みたいなことになって、ぼくも酔った勢いで

「あはは、それも面白そうっすねー」

なんて言っちゃって、気付いたらぼくの発表会がとんでもない方向に転がり始めていました。



話はあっという間に膨らんで、ダンサー付けるなら左右に一人ずついないとバランス悪いですよね、とか言われて、なんかもう一人投入されることになって。
一度3人で顔合わせしましょう、ということで新宿のカラオケ店に集まることになりました。
新たに来てくれた女性は、なんかもー今までの人生で絶対縁が無いと思ってた世界の人。

高卒フリーター派手茶髪ジャージで「ダンスとメイクの仕事やってまーす」って、ええええええ。

別次元のその子と果たしてどうやって接したものか…と思ったけど、少しオタ知識もあるようなので、それを唯一の手がかりに少しお話しました。

以後、最初に出会って一緒にシャッツに行った女性をA、後で出会った女性をBと書くことにします。

一通り自己紹介が終わったら、カラオケで実際にノーザンクロス入れて、二人とも曲をそんなに知らないようだったのでまずは覚えてもらいます。
また、ノーザンクロスを歌っているMay'nのライブ動画を見せて、こんな風に左右に二人ダンサーがいる感じだよねー、とイメージを共有しました。
その後はお二人に好きなように歌って踊ってもらおうということで、Aさんに「ルカルカ★ナイトフィーバー」を踊ってもらう。
…うん、この子の動きのキレ具合はお墨付き。
本当にうまいです。
Bさんの方は、それなりにやってるんだろうなーって感じ。
Bさんは普段ダンスをメインでやってるというより、プロデュースしたり舞台を作り上げる裏方が多いみたいです。

カラオケの後は喫茶店で打合せ。
ぼくが通ってるボイトレ教室なんて小さいものですし、発表会なんて言える程立派なモノでもないのですが、なんとこのお二人は早くも発表会当日の衣装まで考え始めていました。
3人で何かコンセプトを合わせたいよね、ベストにする?黒と白で統一する?そうだkenさんハットかぶってくださいよ!とか。
…ぼく一人だったら絶対に思い浮かばなかったアイデアを次から次に出してくれます。
この二人、ほんと舞台に慣れてるんだなあ、よしこのまま任せておけば大丈夫だろう!

…そう思ったのが間違いでした。いろんな意味で。



ぼくはその二人とは家が遠いということもあり、暫く別々に練習していました。
一人、部屋で動画を見ながら振り付けの練習。
女性二人は一緒に会って練習していたようです。

ある日、そろそろ一度集まって練習しよう、どこで練習しようか、という話になりました。
大きい音を出せて、踊れて、鏡があるような場所…と言えば、ぼくにはスタジオくらいしか思いつきませんでした。
よし、一度スタジオに行ってみよう!と二人に提案したところ、いいですよーということになり、最寄り駅である池袋に集まることになりました。



当日、池袋。
集合に少し遅れそうだなあと思ってAさんにメールしたら、なんだか様子がおかしい。
何か不満を抱えてるらしいけど…Bさんとの間に何かあった?

Bさんと会う前にAさんに会っておいた方がいいかなと思ってまたメールしました。

「練習の前に、会って少し話をしたいんですけど」

そしてこんな風に返事が来ました。

「わかりました。今日が最後だと思って来てください」


え?


(続く)
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# by icemintken | 2012-07-08 18:27


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