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魔法少女まどか☆マギカ、最終回
名古屋での放送も終えたと思うので、これでようやくネタバレを含んで感想を書けますw

異例の3話連続放送だったり、最終回の告知が読売新聞の一面広告に乗ったり、ヲタの中ではおそらくワールドカップの決勝並に盛り上がったであろうまどかマギカ最終回。

「今後この作品はアニメ史に残るか」という問いに対して、ぼくは「多くの人に語り継がれることで歴史は作られていく」が答えだと思っています。
そして語り継がれるために必要なことは、語るに値するだけの物語を用意できるかどうかということ。
どんなに面白い作品でも、綺麗にさっぱりまとめてしまっては「あの作品、面白かったね!」だけで終わってしまいます。

ヲタにとって一番需要なのは「語り合う」ことだと思っています。
自分なりに考察に考察を重ね、同志と意見をぶつけ合う…それこそが、ヲタの本質だと思います。

なのでそういった意味で考えると、今回のまどマギの終わらせ方はまさに最高としか言いようがありません。
まどか、ほむら、QBの言葉を額面通りに受け取ったら「なるほど」としっくりと納得できますが、それだけでは足りないであろう要素が余りにも多く散りばめられている。
いくらでも考察できそうな要素を散りばめつつも、表面上はうまく丸く収めている…そのさじ加減が本当に絶妙だなあと。


第10話でこの物語の根本的な構成、まどかとほむらの関係が明らかになったわけですが、果たしてこのループにどう答えを導き出すのか?
それがずっと気になって11、12話を楽しみにしていたのですが、用意していた答えは一番簡単に見えて突拍子もない答え。
QBの、

「まどか…キミは神になるつもりかい?」

というセリフは、久しぶりにめちゃくちゃゾクゾクしました。
そしてその後のまどか覚醒、宇宙再生。

この超展開、ぼくの中では「2001年宇宙の旅」に匹敵しましたよマジで。
ぼくは今更アニメについて熱く語りたいとは思っていませんでしたが、アニメ放送の翌日には、早速Twitterで軽く議論を交わしてしまうほどでしたw

「まどマギ最終回は『2001年宇宙の旅』を彷彿とさせましたね…」
「それ、激しく同意です。しかもこの作品は、キューブリックが描けなかった世界すら描いてみせたんですよ!」
「マジですか!キューブリック越えですか!」

うわー、この年になってそんな大それた熱い議論を交わすことになるとは、自分自身思いもしませんでしたよw

いろんな意見の中でしっくり来たのは、「エヴァが描けなかった結末を描ききった」ですかね。
なるほど、確かにエヴァが描きたかったのはこういうことだったんだろうなーと納得することができました。


こんな壮大なお話をこれで終わらせてしまうのはもったいないので、是非まだまだメディア展開を続けてほしいですねー。
そのうち映画化もするとぼくは思っていますが、何年もさらに展開を続けて、どんどんアニメの歴史に名前を刻んでいってほしい、そんな作品でした。
ほんと、1、2話だけを見て「もう切ろうかな…」と思ってたのに、まさかこんなことになるとは(^^;
by icemintken | 2011-04-27 01:31
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