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昨日は9.11でしたね。 ぼくもまあ、当時の記憶は鮮明に残っているわけで、テレビのあの放送が昨日のことのように蘇ってくるわけです。 そんな因果か、昨日はなんだかとんでもない夢を見ました。 とにかく、大変な夢でした。 夢から目覚めた時になんかものすっごい息切らしてたし、時計見たら午前4時だったし。 いくら夢にうなされたって、そんな時間に目は覚めないんですよ、ぼくは…。 というわけで、一体昨日はどんな夢だったのかということを、できるだけ鮮明に、小説風に語ってみたいと思います。 ―――その時、俺は病院内と思われる中庭らしき場所を歩いていた。 隣には誰か連れがいた気がしたが、それは定かではない。 ふと空を見上げれば快晴で、何事もなく穏やかのように思えた―――。 その時、向かいの建物の反対側で何かが爆発するような音を聞いた。 そして上空を見上げると、さっきまでは影も無かった、軍用のヘリと思われる機体が数機。 ―――今思えば、ヘリから爆弾を落とすなんてありえない話である。 だがこれは夢の話、容赦なしにヘリから爆弾がドカンドカンと落とされる。 物凄い轟音、地震としか思えない地響き。 とっさに俺はヘリの反対方向に走って逃げた。 だが、俺のすぐ目の前にも爆弾が投下され、このまま外を歩いていたら真っ先に狙われると確信した。 すぐ横には建物への入り口。 俺は迷わずその中へと逃げ込んだ。 廊下を走り、階段を駆け上がる。 何階まで来たか、ある階の部屋に駆け込んだ。 そこは真っ暗な密室で、暫くそこに身を隠していた。 だんだんとその暗闇にも目が慣れていき、場の状況を見渡した。 するとなんと、そこには何人もの小学生が身を隠していた。 部屋は何かの実験室っぽい雰囲気。 ―――どうやら、ここは小学校のようである。 俺は病院にいたはずでは?という疑問など微塵も浮かばない。 これは夢である。ここは間違いなく小学校なのだ。 まさか、大の大人が小学生と一緒にビクビク震えているわけにもいかない。 テロリストなんかに屈するわけにはいかない。 そんな、決して夢の中でしか湧き上がらないような勇敢なる心を以って決意し、いつのまにやら俺の右手に握られているライフル銃をしっかりと握り直し、その部屋を抜け出た。 ゲリラ戦の開始である。 途中何度か敵と出会ったが、幸い相手はフリーだったので背中から一発で仕留めることができた。 我ながら実に卑怯である。 そんな息詰まる戦いを続けつつ、俺は違う棟へと移った。 たまたま扉が開いている教室を見つけたので、誰かが潜んでいないかどうかと思ってその中に入った。 するとそこはごく普通の教室で、平然と椅子に座っている小学生が何人もいた。 一体こいつらは何を考えてるんだ? まあ気にしても仕方がない。 俺はそいつらに軽く挨拶を交わし、教室の一番後ろの机の後ろに隠れ、教室の前方に向かってライフル銃を構えた。 ヤツらは絶対ここに入ってくる。 ここから狙っていれば、確実に狙撃することができる。 暫くすると、迷彩服を着た金髪の中年の男が入ってきた。 生徒に何やら言い聞かせているらしく、皆おとなしくそれを聞き入れている。 次第にその男は、後ろにいる生徒にもよく聞こえるように俺の方に向かって歩いてきた。 ―――今だ! 俺は正確に狙いを定めて撃った。 だが、その男には当たらなかった。 ―――なに…!? 男はその銃声にも何の反応も示さず、俺の方に向かって歩き―――やがて、俺の目の前に立った。 「っっ!!」 パン!パン!パン! 何度も撃つが、何度撃ってもこの男には当たらない。 そんな馬鹿な話があるかっ! ―――確かに目の前に立っているというのに! 「………私に何か用かね?」 男は、にやりと不気味な笑みを浮かべながらそう言った。 悪夢だ。 こんなのは、悪夢だ。 そのときの恐怖と絶望感は、筆舌に尽くし難い。 俺は気が気でなくなり、わけもわからず叫びながら教室を駆け抜け、前の入り口から廊下に出た。 ―――だが、教室の後ろの扉を、さっきの男が突き破ってきた。 その両手には銃が握られている。 ダメだ、もう逃げ場がない。 こんなわけもわからない状況で死ぬのか―――と思ったその時、教室の後ろからもう一人男が飛び出してきた。 そして、その意外な出来事に驚愕している先ほどの男を瞬時に撃ち殺してくれた。 ―――チャンス! そう思って俺はもう一度教室に飛び退いた。 急速におぼろげになっていく意識。 その時、俺を助けてくれた謎の男の風貌を少しだけ見た。 あれは―――間違いなく、FF7のヴィンセントだった(マテ 以上、9.11テロとロシアの小学校占拠事件と何故か最後にFFが絡んできたという奇妙にもリアルな夢の一部始終でした。
by icemintken
| 2004-09-12 18:34
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